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ポケットの中にいつも少女

ポケットの中にいつも少女

オリジナル(同人誌)

その他(同人誌)

THIS MUST BE THE PLACE I WAITED YEARS TO LEAVE
NO IMAGE 小説&漫画
1991年7月31日 初版
A5版 92頁
***あらすじ***
 出会いは、会員制のクラブ。警視庁のエリート・岩城は、場違いな一人の少年に目を止めた。
代議士を父に持ち、あらゆる物に恵まれていながらも飢えた捨て猫のような少年…勇。そんな彼に惹かれていく自分を、まだ岩城は気づいていなかった・・・
***感想***
未入手。
ひょっとして菖蒲屋2冊目の本・・?たどたどしいのはご愛嬌、というか。根本は変わってないのでしょうが、文体や世界が、読みにくくはありました。
おおう、ビックリした!この人たち、香港シリーズの方にも出てますよね…?改めて、菖蒲屋さんの基本は香港シリーズなんだなあ…と思いました。
しかし、一体芳呂とどんな会話が成り立っているのか、非常に興味深いです…(O.O;)(oo;)

さて、本編は独立した読みきりで、なんだか非常に珍しい、ただのラブラブストーリーです。暗めだけど。
岩城さん刺されまくりですが、主人公sが犯人をどうこうしたりということはないし(笑)
棘々松田くんの変化がすごい。ああ、手の中でこんなに変わられたら、こりゃ愛しいわ…。
野木っちの再登場、切に希望。それにしても、27…27って、こんなオヤジ大人なのか…。
ハートを見せにいくからね

「ハートを見せにいくからね」
(C)1997
花川戸菖蒲・角田緑
商業誌パロディ 小説
1997年12月29日 初版
A5版 84頁
***あらすじ***
***感想***
嶋田×松下シリーズ番外編。
「いつも空にキラリ/二見書房シャレード文庫」収録「ハートからはじめなくちゃ」にゲスト出演し、「10カラットの恋をしよう/二見書房シャレード文庫」表題作では主役の座を勝ち取った秋庭尚司くんの話。

。・:*:・°'★,。・:*:♪・°'☆

 時期的には「ハートから…」と全く重なります。タイトルでわかるか。
……
 尚司くんはすごく気になるキャラだったんですが、「10カラット…」で幸せそうな姿を見て、そこで私的に納得していた為、番外編で昔の辛い姿を見るのは期待半分、躊躇い半分だったんですが…読んで良かった(T.T)
 「ハートから…」の感想で、援交についてかなり的外れな感想を書いていた私ですが、その場面での尚司くんの「語り」ではなく「姿」を見て、はじめて本当に彼が松ちゃんに言った「勇気をありがとう…」って言う科白がわかった気がして、涙が出ました。

 尚司くんて花先生の受にはめずらしく、弱い…というか、消極的なキャラなんですよね。読んでて非常にムズムズしました。へんなとこツッパッてるのに、肝心なとこではどうしてそんなに弱気になるの!しかし、そのムズムズはけして嫌なものではなくて、何というか庇護欲がそそられる、というか。本庄オヤジの気持ちがよくわかる…
 同年代といると大人びて見えるけど、けしてそれは彼が本当に大人だと言う事ではない。まあでも、彼自身は年上の人間との方が付き合いやすいタイプなんだろうなあ。

 本庄さんとの出会いシーンでは、最初このオッサン何者?当て馬?(笑)と思うほど第一印象がけちょんけちょんだったのに、おまけにあまり印象そのものは変わらないのに、確かに恋に落ちていく過程が感じられるのが凄かったです。
 や、にやけた顔の冴えない中年リーマンなのに、いつの間にか読んでるこっちにも本庄さんの人間性(いいとこもやなとこも)が染み込んできて、ハッと気付くと尚司くんの恋人と言う立場に立つ人間として、納得させられちゃうんですね。くそう、幸せになりやがれ!

 角田先生の挿絵もいっぱいで嬉しいです。表紙がお空ですっごく爽やか。  松ちゃん&赤毛の北村くんカットもあって私的に大喜びでした♪

 どうでもいいですが、アロエヨーグルトって美味しいよね、と私も思います…でもオレンジ紅茶もよく作るんですが。
(読書日記2001年5月2日より)
人道的アジャスト

「人道的アジャスト」
(C)2002
花川戸菖蒲・角田緑
ゼン×朱理シリーズ 小説
2002年8月10日 発行
文庫版 300頁
***あらすじ***
印刷会社に勤める朱理は、自滅的なお人よし。だが、同僚に付き合わされて行ったぼったくりバーで、同僚に逃げられひとりボコボコにされたところを、そのバーの呼び込みをしているゼンに助けられ…
***感想***
 2002年夏コミ新刊。待望の新シリーズ!!なんですが、タイトルが「人道的アジャスト(調教)」なだけに「ほ…放置プレイ?」と思っちまいました、続き物(笑)
 今回は花先生の本ですが、新シリーズということで尤書堂派の方も手に取りやすいかと。
 かつ、この本をクリアできたらALL OK!というくらい「菖蒲屋の花先生」らしいお話だったのでは。
 ちなみに、私的には鬼に欲望煽られまくりーな感じで激面白かったです♪
 朱理ちゃんは、おバカで可愛いいじめてくんキャラですが、愛しく思えば思うほどホントにいじめたくなってきちゃうのは何事!( ゜_゜;)
 読んでてすっかりゼンちゃん化してました…
 分厚い割に、まだまだ物語り序章という感じですが、謎また謎を呼ぶ展開で一気に読み上げられます。しかしなんて引きなんだー(T.T)

*******

 さて、ここからはバリバリの与太感想(ネタばれ)です。
 最初一読して思い出だしたのは、JUNE掲載作だった「愚直スタイリッシュ」。ストーリーが似ているとか、そういう訳ではないんですが、なんだか同じ匂いがするなーというか…花先生の作品て大体明確なモチーフがありますが、それが同類項なのではと思ったのですね。
 商業誌シリーズとは対照的な、かつ今までの同人誌とも少し違う。まあでもそれはあんまり読む上で関係ない事なので置いときますが。<じゃあ書くなよ(爆)

 よく設定勝ちなどと言いますが「花粉症で生成りな鬼」なんて突飛な設定に負けてないストーリーとキャラクターは相変わらず脱帽物。
 しかも朱理ちゃんがあれでゼンちゃんがこのキャラってどうよ(笑)と最初は思ったものですが…よくよく考えてみると、これほどハマリな性格もないかなと思えてくるんですよね。

 善である悪であるということを定義しようと真面目に考えるほど甲斐のない事もないでしょう。
 なにしろ一方の善は他方の悪である事などざらですし、その「一方」からも、現在過去未来、普遍の善というものを見出すのは難しい…突き詰めて考えると果てない宗教的思想になっていってしまいそうですが。
 そこに敢えて「絶対の善」「絶対の悪」を配するとすれば、その存在は、けして他者(読者)から見て絶対的な「善人」「悪人」ではありえず、むしろ一貫性のない、あくまで相対的な存在でなければおかしい。
 また、善を施す=幸せを施すかというとけしてそういうことでもないような気がするんですよね。「欲望が苦しみを招く」のならば、幸せである状態も欲望を持ちそれを満たされている状態であると言えますし。
 だから、朱理ちゃんはいじめられもしたけど金子課長やら大学時代の女の子たちのように可愛がられもしたのだろうなあ、と。
 朱理ちゃんの花粉のコップではありませんが、人間がいて、例えば心のコップの中身が目減りしている時や溢れている時に、ちょうどギリギリいっぱいに調節して心の平静を保つのが善、逆に水を減らしたり溢れさせたりして心を乱すのが悪だと考えると、最低限しか人に関わらない(一日一善とか女の子に敢えて冷たくしたりとか)ゼンと、良くも悪くも人に関わる朱理ちゃんのキャラに、思わず唸らされちゃったりするんですが…またいらない深読みしすぎてるんでしょうね(苦笑)

 とりあえず、続きがホントに楽しみです♪次は12月か5月か8月か…
 私、ラストシーンの彼は天明さんで、天明さんも朱理ちゃんの鬼仲間じゃないかと踏んでるんですが、どうでしょう?
(2002/08/14)
YU-JI 新宿×深夜ファクト×extra

「YU-JI」
(C)2004 花川戸菖蒲
商業誌パロディ 小説
2004年12月30日 発行
A5 76頁
***あらすじ***
桐谷のバースデープレゼントを買いたいと言う成の為に、自らのテリトリーである渋谷を案内するユージ。
そこでは、"ルームの悪魔"と呼ばれ、一目置かれる存在であるユージの本命を一目見ようと、有象無象が集まって…!?
***感想***
 2004年冬コミ新刊。アズノベルズ刊「新宿×深夜ファクト」の主人公の一(あくまで主人公!カップリング外れてても主人公!!)、ユージ@遠堂由自くんのお話です。
成×ユージ…に限りなく近いお話。本編では見られなかった、渋谷の街を魚のように泳ぐユージのデタラメな日常が垣間見られます。が、「つづく」!さあ、いよいよ一波乱かといういい所で、「つづく」
…花先生、続編楽しみにしてますぅ… (2005/08/13)

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